玄関間取りアイデアを実例写真付きで解説|おしゃれで機能的な玄関にするポイントとは

玄関間取り

▼ひと味違ったオシャレな空間、土間を愉しむ家。

玄関は、家の出入り口となる重要な場所です。

玄関の間取りは印象を大きく左右するので、慎重に決めなければなりません。

そこで本記事では、玄関の間取りアイデアを実例写真付きで解説するとともに、おしゃれで機能的な玄関にするためのポイントを紹介します。

コラムのポイント
・玄関の間取りでは、狭すぎる、収納が足りない、匂いや湿気が気になるなど、さまざまな失敗が起こりやすいため注意が必要です。
・おしゃれで使いやすい玄関にするには、統一感の意識や適切な収納計画、動線設計が欠かせません。
・玄関の間取りで失敗しないためにも、施工実績の豊富な業者へ依頼しましょう。

 

おしゃれで機能的な玄関間取りアイデア6選

おしゃれ 玄関間取り

はじめに、リョーエンホームが手がけた施工実例を紹介します。

実際のおしゃれな間取りアイデアを参考にすることで、理想の玄関を叶える近道としましょう。

玄関間取りアイデア①フットライトでおしゃれな空間を演出

おしゃれ 玄関間取り

▼建築美と暮らしを楽しむ、和モダンの家。

和モダンに仕上げた玄関の実例です。

フロートタイプのシューズラックを設置し、ラックの下部にはフットライトを設けました。

柔らかい光が足下を照らし、おしゃれな印象を演出しています。

玄関間取りアイデア②高い収納力で玄関周りもすっきり

おしゃれ 玄関間取り

▼家族の毎日を温かく包む、大きな吹き抜けがある家。

ディスプレイスペース付きの棚と、天井まで届くハイドアタイプの収納を設けた玄関の実例です。

収納力をたっぷりと持たせることで、散らかりがちな玄関もすっきりとした印象となっています。

壁面には自転車収納用のフックも取り付け、飾るように収納できる点も魅力です。

玄関間取りアイデア実例③広めのスペースで収納力もアップ

おしゃれ 玄関間取り

▼吹き抜けや空を見上げる、おおらかなモダンデザインの家。

広々とスペースを確保することによって、シューズ類だけでなくアウトドア用品、子供用のアイテムなども収納できます。

玄関にゆとりがあることで、靴の脱ぎ履きなどの身支度も行いやすく、来客には好印象を与えられるのがうれしいポイントです。

一般的に玄関は暗くなってしまいがちですが、十分に光を取り込めるように、窓のサイズや位置にもこだわっています。

玄関間取りアイデア④フットライトが灯るシックで上品な空間

おしゃれ 玄関間取り

▼シックに優雅に暮らす住まい

黒やグレーで統一されたシックな玄関に、フットライトが優しく灯り、上品な印象を与えています。

サイドに設置された大きな窓から採光を確保することで、玄関が暗くなりません。

部屋への入り口はハイドアを採用することで、より開放的な空間となり、洗練された雰囲気も際立っています。

玄関間取りアイデア⑤ギャラリースペースを設けアートのある玄関に

おしゃれ 玄関間取り

▼重量鉄骨によるダイナミックな外観。三階建てがつなぐ二世帯の暮らし。

ギャラリースペースを設け、まるでホテルのエントランスのようなラグジュアリーな玄関に仕上げました。

お好きな絵やコレクションなどを飾ることによって、家の個性が際立つだけでなく、来客へ好印象を与えることもできます。

玄関間取りアイデア⑥広々とした土間で収納力アップ

おしゃれ 玄関間取り

▼ひと味違ったオシャレな空間、土間を愉しむ家。

玄関から続く広々とした土間を設置し、収納力を最大限に高めた実例です。

ベビーカーや自転車なども無理なく収納でき、シューズクロークによって散らかりがちな玄関もすっきりと片付いています。

玄関からキッチンまでが近い設計のため、買い物帰りの動線もスムーズです。

玄関間取りでよくある失敗

おしゃれ 玄関間取り 失敗

ここからは、玄関の間取りを決める際によくある失敗を紹介します。

失敗してしまうリスクを抑えるためにも、どのようなケースがあるのか押さえておきましょう。

玄関スペースが狭くご家族や来客が出入りしづらい

玄関のスペースが狭すぎる場合、ご家族が同時に出入りする際に混雑してしまうため、身支度がスムーズに行えません。

仮に一人ずつしかスペースを利用できない場合、忙しい朝には渋滞が発生し、ストレスが溜まってしまいます。

来客があった際にも出入りがもたつき、不便をかけてしまうと考えられるため注意が必要です。

また、玄関が狭いと大型荷物の収納も確保できず、ベビーカーや自転車なども外に置かなければなりません。

昼間でも暗い玄関になってしまう

玄関の間取りを考える際、窓や採光に関して工夫しなければ、光を取り込めず暗い印象になってしまいます。

玄関の暗さは家のイメージにもつながるだけでなく、湿気がこもりやすくなったり、カビが発生するリスクも高まるため、採光を確保するように注意が必要です。

また、自然光を取り入れるだけでなく、照明計画も適切に行うことで、より使いやすい玄関となります。

収納が不足し玄関が片付かない

収納を十分に確保できていない場合、靴や傘などで散らかり、家のイメージが悪くなってしまいます。

スペースが限られる中でも、デッドスペースを有効活用したり、壁面をディスプレイ化するなど、収納面での工夫が欠かせません。

湿気や匂いがこもりやすい

玄関は、湿気や匂いがこもりやすい空間のため、十分な換気と湿度調整が欠かせません。

雑菌やカビが繁殖しないように、換気設備を取り入れたり、風通しの良い設計とすることが重要です。

動線が悪くキッチンや洗面所への移動がしづらい

玄関からキッチンや洗面所などへ移動しづらいと、家事効率が悪くなったり、日常動作に不便が生じます。

例えば、玄関からキッチンが遠くなってしまうと、買い物から帰ってきた際に荷物をスムーズに収納できません。

洗面所までが遠いと、手洗いが面倒になってしまう恐れがあります。

玄関の間取りで重要なのは方角・広さ・収納・動線

おしゃれ 玄関間取り

玄関の間取りを考える際に失敗しないためには、方角・広さ・収納・動線の4点を十分に考慮する必要があります。

方角

玄関の間取りを考える際、方角は重要なポイントとなります。

東向きの場合、朝日が差し込むことで気持ちよく一日を始められるのがメリットです。

また、東向きの玄関とすることで、リビングや庭などのご家族が集まる場を南側に配置しやすくなり、家全体が明るい印象となります。

南向き玄関とした場合、一日中日当たりが良い点はメリットですが、夏場は室温が上がりやすいため注意が必要です。

また、道路から中が見えやすい恐れもあるので、プライバシーを守るための工夫が求められます。

西向きの場合、日中は比較的光が入りやすいですが、西日が強く差し込むため、日射対策が必要となる場合があります。

北向き玄関は、南側を居住スペースに使いやすくなり、家全体が明るくなるのが魅力です。

しかし、玄関への日当たりが少なく、暗い印象になってしまうため、照明計画で工夫が欠かせません。

土地や道路の状況、ライフスタイルなどに応じて、最適な方角を選びましょう。

広さ

玄関が狭すぎるとさまざまな支障を来すため、居室スペースを圧迫しない程度に広さを確保しましょう。

ちなみに、一般的な住宅の玄関は約3畳(1.5坪)程度です。

家族構成やライフスタイル、来客数などによって必要となる広さは変わるため、バランスを考慮しながら設計する必要があります。

収納

玄関の間取りで失敗しないためには、適切な収納計画が欠かせません。

何をどれくらい収納するのか洗い出し、必要な収納量を明らかにした上で、どのような玄関収納が求められるか判断します。

壁面収納や棚下・隙間を活用した収納など、さまざまな工夫を施してすっきりとした印象に仕上げましょう。

動線

玄関の間取りを考える際には、出入りのしやすさも重要なポイントです。

キッチンやパントリーへの動線を意識したり、洗面所、ファミリークローゼットとつなげるなど、ご家族の動きをシミュレーションした上で玄関を配置しましょう。

来客が多い場合、パントリーやクローゼットなどへつながる家族動線と、リビングにつながる来客動線の2つを用意することもおすすめです。

おしゃれで使いやすい玄関間取りのポイント

おしゃれ 玄関間取り

おしゃれで使いやすい玄関にするためには、次にあげるいくつかのポイントを押さえておきましょう。

シューズクロークや土間収納を設ける

シューズクロークや土間収納を玄関に設けることで、靴や傘だけでなく、大型用品までまとめて収納できる玄関としましょう。

ベビーカーや自転車などを収納したい場合は、ウォークスルータイプの収納を作ることで、スムーズに出し入れが可能です。

可動式のラックや壁に取り付けるフックなども活用すれば、デッドスペースも無駄なく利用できます。

玄関横に手洗い場を設置する

玄関横に手洗い場を設置しておけば、帰宅してすぐに手洗いが可能となるため、衛生面で多くのメリットがあります。

また、花粉症でお悩みの場合には、花粉対策としても有効です。

スペースを取りすぎないようにコンパクトなボウルを採用すれば、圧迫感が軽減されておしゃれな印象となります。

吹き抜けや高窓を採用して自然光を取り入れる

明るく開放的な玄関にしたい場合は、吹き抜けや高窓を取り入れましょう。

高窓から十分に自然光を取り入れることで、照明に頼りすぎず光熱費を抑えられると期待できます。

また、吹き抜けで視線が上に抜けることによって、玄関をより広く見せることも可能です。

風通しが良くなるため、匂いや湿気対策としても期待できます。

間接照明やフットライトを活用する

間接照明やフットライトを活用することで、暗い夜間もご家族や来客が身支度しやすい玄関としましょう。

足元をあたたかく柔らかい光で照らすことにより、上品で落ち着いた玄関に仕上がるのもメリットです。

玄関の壁や床はトーンや材質をそろえる

玄関をすっきりと洗練された印象にするには、壁や床材の色やテイスト、素材感を統一しましょう。

棚や床のタイルを同系色にしたり、木目で統一するなど、まとまりを意識することでスタイリッシュな玄関となります。

ギャラリースペースを設けアートや小物で演出する

玄関にアート作品や小物を飾るスペースを設けることで、個性をアピールできるだけでなく、ホテルライクな印象も与えられます。

季節によってギャラリーに置くものを変えたり、照明の使い方まで工夫すれば、より贅沢な空間を演出可能です。

まとめ

玄関は、家の顔とも言える重要なスペースのため、間取りを考える際には慎重な判断が求められます。

モダンやシック、ナチュラルなど、家全体のテイストを考慮したデザインにするだけでなく、家族構成やライフスタイルに合わせた収納計画も欠かせません。

デザイン性と機能性を備えた玄関とするためにも、施工実績の豊富な業者へ相談しましょう。